danapati’s blog

お坊さんのブログ

空(くう)のおしえ

「ゆいしき」の話をしたので、ついでに「空」も解説しときましょう。

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AとBが関わりあってるから「空」。

AはB抜きで語れない、Bもそう。

これがよく言われる「空」の説明です。

でも、

これは一般向きの浅い説明です。

ほんとは、

前回の「ゆいしき」の投稿で言いましたが、

とらえたものは脳内の感覚(感触、イメージ)です。

なので、いつもとらえた瞬間に脳内のものになってしまうので、

事実の方は厳密な意味ではとらえられない。

その、事実をとらえられないことを「空」というんです。

とらえたものは「脳内」ですからね。

そうやって、とらわれから離れるんですね。

さて、振り返ってみると、

最初に言った、AとBの関係で語る「空」は、

Aととらえ、Bととらえて、

それらが関係してるから、それぞれをとらえちゃだめで…

とずっと「考えて」るでしょ。

AとBの関係

「真実の空」は、

「A」とA単体でとらえること自体にメスを入れます。