danapati’s blog

お坊さんのブログ

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

護摩の木は煩悩のこと

君たちの中に煩悩がある! 護摩はそれを燃やすんだ。 護摩で燃やす木は煩悩のことなんだ。 木は燃やしたら熱と明かりになるだろ? 煩悩があるから、みんな周りを暖め、照らす人になれるんだ! くすぶってちゃいけない。 燃やしきれ!

空海『即身成仏義』

『即身成仏義』翻訳 一般仏教では、「地水火風空」は元素(ものの素)だっていうけど、 真言密教ではそれは仏の願いが具現化したものだとするんだ。 地水火風空は心に映り、ものは心、心はもの。 ものと心は障りなくさまたげなく融け合っている。 心の中に見…

無我とナルシストさん

たとえば、 ナルシストって、 自分のことばかり考えてるのに人生うまくいかなそうじゃないですか? 友だちできなかったり。 どうしてナルシストはうまくいかないのでしょうか? それは現実の自分と、そのナルシストさんの「思ってる自分」(自己イメージ)の…

竹村先生の本の要約4

脳が対象の像を作りだすはたらきを心といえば、 心は心の中に映像を浮かべてそれを見るものであります。 それが心なのです。 仏教の「唯識」で考えている識は、まさにそういうものです。 自分の中に対象の像を現し出して見るもの、 そのような構造をもってい…

竹村先生の本の要約3

両目を開けて見ると立体的に見えますが、 これも左右の信号を脳の中で何か調節して、立体像を作り出しているからです。 実は今言っている「脳」自体が、今すでに見られたものですから、 そこには哲学的に大きな問題もあるわけですが、 それはともかくとして…

竹村先生の本の要約2

「見る」ことを考えたときに、 なるほど外側に物があるのかもしれません。 しかし、その物の姿は眼球の水晶体を通って、 網膜にその像が映り、 その像が視神経を通じて脳に伝えられるでしょう。 そこで網膜に映った像が視神経を通じて脳に伝わるというときに…

竹村先生の本の要約1

仏教では、 「唯識」と言って、 ただ、認識のみがあるのだといいます。 どういうことかというと、 ふつう私たちは、こちら側に心があって、 向こう側に物が実在していて、 心は物を映し取る。 そうして認識が成立する。 このように考えているのではないでし…

トイレに並んでて横入りされるとどんな気持ち?

トイレに駆け込み、われさきにと人を押し退けてまで、用を足そうとする。 人の話の途中で自分の話を入れてしまうって、 トイレに並んでる中での横入りにあたります。 みんなおしゃべりすると、気持ちのお通じ(整理)が出来るんですが、 その順番をトイレ目…

手放すことと自分で決めること

手放す手放すって、 仏教系やスピ系で聴くかと思いますが、 こう考えると、その真意が分かりやすいかな と思います。 自分の人生で自分にとっての重要な事柄の、 決定を自分ですると、 幸福感が増すんです。 単純に幸福感が増します。 例えばですが、 仕事の…

パイナッポーと般若波羅蜜多心経の関係とは

甘い果汁がしたたるパイナップルを思い浮かべてみてください。 思い浮かべられましたか? それから、あなたは川で泳いだことありますか? 河岸で岩とかにしがみついてて、 向こう岸まで渡りたいんだけど、 最初に手を離すときは、 ほんとに怖くて、 手を離す…

新しいモノサシを君に

全部はエネルギー。 モノがあるんじゃなく、それはあなたが反発力を感じてるだけなんだ。 電子同士の反発を感じて、そこにモノがあると思うんだ。 僕らはモノが基準だと思って、モノサシをつくったけど、 それは荒いモノサシ。 繊細な世界はモノじゃなく波や…

仏教的な解像度とは

解像度って、画像や、画面の目の細やかさのことなんです。 解像度が高いと、絵がくっきりするんですよね。 ひとつお知らせです。 皆さん、ご家族がいますね? 何々家、何々家ってそれぞれが一つの家庭だと思います。 さて、あなたの家の代表意見を述べて下さ…

重くなる原因

手をつけていない、「処理中」のタスクを放置してると、 バックグラウンドでシステムに負担かけてくる。 例えば、どうしていいかわかんなくて、床にとりあえず置いたものとかから始まって、 どうしたらいいかわからなくて、とりあえず目を背けたあのことやこ…

あなたはあなた

自分が属してる社会での、優秀な歯車であろうとする生き方。 人生それだけで考えてると、しんどい。 実はそれは、人生の半分。 もう半分は自分軸。 自分が自分になるという意味では、あなたはいつも100点。 あなたはちゃんとあなた。 あなたはあなたになれて…

弘法大師 訳始め

いいことも、わるいことも ほんとはメッセージ。 人も自分も同じ旅仲間。 そう思えば心が澄んで、 人に対して優しくなれる。