2024-01-18 竹村先生の本の要約1 仏教では、 「唯識」と言って、 ただ、認識のみがあるのだといいます。 どういうことかというと、 ふつう私たちは、こちら側に心があって、 向こう側に物が実在していて、 心は物を映し取る。 そうして認識が成立する。 このように考えているのではないでしょうか。 それに対して、唯識はただ識のみということをいうわけです。 たとえば「見る」ということを取り上げたとき、 それはどのように起こると考えられるでしょうか? 「『成唯識論』を読む」 竹村牧男 著 つづく