danapati’s blog

お坊さんのブログ

竹村先生の本の要約1

仏教では、

唯識」と言って、

ただ、認識のみがあるのだといいます。

どういうことかというと、

ふつう私たちは、こちら側に心があって、

向こう側に物が実在していて、

心は物を映し取る。

そうして認識が成立する。

このように考えているのではないでしょうか。

それに対して、唯識はただ識のみということをいうわけです。

たとえば「見る」ということを取り上げたとき、

それはどのように起こると考えられるでしょうか?

「『成唯識論』を読む」 竹村牧男 著

つづく