ブッダは2つの炎のことを言いました。
一つは、
私たちを焼いてしまう困った炎。
(護摩で真っ黒なススのついた自分の手を見せる)
このように気が散っていると火傷をしてしまいます。
(皆、驚く)
今日は綺麗な人がいっぱい来てくれているので、気が散ってしまい、こんな火傷をしてしまうんですね(笑)
気が散るのは煩悩の一つです。
そして、
ブッダの言うもう一つの炎は、
私たちを明るく照らしてくれて、
温めてくれる炎のことです。
この「炎」は、
実は私たちの「生命の力」のことを言っています。
私たちは炎の扱いに注意しなければならないように、
私たち自身が持っている「生命の力」の使い方に注意する必要があるんですね。
なぜなら、それは人を生かしも殺しもするからです。
炎が悪いんじゃなく、扱い方が大事なんですよ。
ブッダはちょっと怖い顔をして、このことを教えてくれています。
(お不動さんを見て、皆怖そうな顔をする)
さて、これで今日の護摩はおしまいです。
皆さん、どうぞお気をつけてお帰りくださいね。
ゆっくり喋っていると、スマホの翻訳が終わってしまうんです。
早口をお許し下さい。
ありがとうございました。