danapati’s blog

お坊さんのブログ

八正道(はっしょうどう)

八正道の「正」は、世間で言われる「正しいこと」ではありません。

説明してみましょう。

みんな「自分」って思ってるものが、

自分の記憶を繋ぎ合わせたもので、

その記憶の塊を自分と思って(勘違いして)

怒り、貪り、守り。

その「記憶の塊」から一歩引いて、落ち着いて眺めるのが八正道なんです。

まさしく(真実のまま)見る

まさしく(真実に基づいて)考える

まさしく(真実に基づいて)語る

これでもいいかもしれません。

「記憶の塊」を見てる間、人は夢を見ているようなものです。

その夢に対してブッダは、「無我」を説きました。

その夢から覚めた人をブッダと言います。

覚る(さとる)とは、簡単に言うと目覚めることなんですよ。