danapati’s blog

お坊さんのブログ

悪口が全く気にならないブッダ

どうするか?

悪口を言われたら。

ブッダは全く気にしません。

どうしたら?

以下を知ると、聞いてすぐ出来るわけではありませんが、いつかできます。

これができると自分を大事にでき、

人を大切にでき、

生まれてきた意味さえも見つけられるような気がしてます。

しかし、そのためには、

まずは仕組みを知っておくことが非常に大切です。

(できるだけ現代の言葉で仕組みを説明してみます)

これは、悪口に対するときに限らず、仏教の大事なところです。

では、始めます。

まず、「データ」について説明します。

それはこうです。

相手が見て悪く思ってるのは、

相手があなたの一面を見て作った

(さらに相手が自分の受け取り癖を加えてる)

「データ」なんです!

データという言葉がイメージしにくければ、「あなたの写真」でもいいです。

相手があなたのこと見て、「うすっぺらい奴」と罵ってきたとしましょう。

さて、これはあなたが薄っぺらいのか写真がうすっぺらいのかどっちでしょう?

罵ってきたとしたら、それは仮に当たっていたとしても、あなたのごく一部なんです。

あなたがほんとの潜在能力を出せば、

ものすごいことになります。

成長しきればものすごいことになります。

それを、芽を摘むようなことを言ってきているなら、

それは相手が、

みんなすごいということを知らず、

あなたは、

みんなすごいということを知らないから、

傷つくんです。

そして、次にあなたが傷つくことについて、

一緒に見ていきましょう。

言われて辛く苦しくなる、

あなた。

あなたが苦しいのは、みんなすごいことを知らないからですが、

みんなすごいことを知らされていない人の心の中がどのように動くのか、

それを一緒に見ていきましょう。

あなたは自分に対するイメージを持っています。

それを「自己イメージ」といいます。

あなたは、ほんの小さな頃から、

親の意見、親の見方、世間の見方、かけられてきた言葉、何をしたら褒められるか、

様々なものから、自分に対して、「自分はこうなんだ」と「自己イメージ」を作ってきているんです。

あなたは、

自分をいままで見てきて、作った「自己イメージ」を記憶しています。

あなたが悪口を言われることになった、

ことの発端である事実は今は横に置きます。

その上で、

あなたが傷ついたと思う、そこをもう少し詳しく見ていきます。

事実はどうであれ、以下のことが言えると思うんです。

相手がとっくみあって悪く言ってるのは「データ」(あなたの写真)

受け取って苦しむ、あなたが見ている「自己イメージ」。

先ほども言いましたが、

この「自己イメージ」も実は、

あなたの癖も込みで、あなたが作り上げてきた「データ」(あなたの写真)の束なんです。

「自分はこうだ」っていう、

自分で作ってきた自分への評価である、「自己イメージ」が傷つくからなんです!

では、まとめます。

落ち着いてこの構図を眺めてみると、

お互い、自分の集めたデータ(写真)に対して悪く思ったり、傷ついたりしてること、

見えてきませんか?

言ってること、思ってることが当たってるか当たってないかの問題もありますが、

どっちにせよ、

お互い、データと取っ組みあってるって、

思いませんでしたか?

なので、

一面を見てデータを作られて批判されても、

まったく気にしなくていいんです。

傷つくとしたら、

あなたが自分に期待する自己イメージが傷つき、

期待通りにならない自分が苦しんでるんです。

苦しいとしても、

イメージはイメージなんです。

データはあなた自身ではないんです。

写真はあなた自身ではないんです。

あなたは、

人生でほかの人々が作ってきたデータや写真ではなく、あなた自身。

ここは宗教と感じると思いますが、

それはブッダが、とてつもなくすごいと認めてくれています。

相手の言うことは、相手自身の傷から来ていることがとても多いです。

ブッダみたいに、ほうほう、そういう見方もあるのかと眺めた上で、

この意見は取り入れたら、自分はさらに成長できるなと思ったら、

あなたは取り入れたらいいんです。

相手が言うからしなければならないんじゃなく、

あなたが取り入れたいから取り入れるんです。

受け取るかどうかは、あなたが決めていいんです。

最初にも言いましたが、聞いてすぐできることではないと思います。

でも、この教えを覚えておいて、あなたの人生で考えて行ってみてほしいんです。

短く言っても伝わりにくいし、

長いと読みにくいし、

いつも悩みながら、書いています。

最後までお読みくださって、ありがとうございました。