不器用な手が自分たち。
器用な手が仏さん。
合掌っていうのは、この2つが「一緒」ってこと。
何が一緒なん?って言うとね、
僕らも仏さんも、おんなじ命をいただいてるっていうこと。
春になって、これから色んな草花が芽吹きますが、
大きな大きな木も、もともとは小さな一粒のタネで、そのタネは仏さんも僕らも大木も、みーんな同じように授けられてる命。
それで、その命のタネは、成長するようにできてる。
タネはもともと大きな木になったり、自分の花を咲かせるようにできてるんです。
その花を咲かせた人のことを、仏さんって言うんです。
その自分の花を咲かせる道で、
人と比べるよりも大事なことは、
「昨日までの自分と比べて、より自分の与えられた命のタネを発揮してるか?」
昨日より今日の方が、もっと自分を咲かせるほうへ行ってるか。
もうちゃんとタネはあるのだから、大事に育てていこうね。