思えば、のび太がはぐれてしまったドラえもんを必死で探すように、
救いを探していたのだと思う。
今、ドラえもんに会えたかというと、
僕は会えたのだと思っている。
泣き虫な、あの時の「のび太」は泣き虫なままだけど、
映画版ののび太と言えるくらいには成長してきたと思える。
そして、色んな願いを叶えてくれる「ドラえもん」。
それは、成長した自分の先にいて、
どこか他にいるんじゃなく、成長したのび太自身のことだったんだって、
今なら分かる。
願いを叶えるのは自分。
歩いていくのは自分。
泣きながらでもいい。
こけながらでも、犬に噛まれながらでも。
確実に僕らは成長してる。
経験は学び。いや、学びにしたい。