「早く忘れよう」
「そんなことで泣かなくていいよ」
「辛い思いしてるのはあなただけじゃないよ」
日常的に、このように人に声がけする人は、
自分にもそのように思っています。
このように思っていると、
自分の心も人の心もわからなくなります。
心から目を背けるのではなく、
つらいね
痛いね
くやしいね
嫌だね
このように認めることや、声がけをすることは、人間の弱さを認めることです。
弱さを認めることは、強さです。
認めた方が底力が養われます。
弱さを認めた時、暖かさが生まれ、癒されます。
『大日経』というお経に「如実知自心(にょじつちじしん)」という言葉が出てきます。
心はとらえられないけれど、その心をありのままに見ていこうという意味です。