danapati’s blog

お坊さんのブログ

琵琶の弦、ちょうどいいとは

お釈迦さんは王宮での贅沢な暮らしと、6年の苦行生活を通して気付いたそうです。

琵琶の弦が張りすぎていても、緩みすぎていても上手く鳴らない。

張りすぎていると、弦は切れてしまい、

緩みすぎていると、音は鳴らない。

ちょうどよい張り具合にするのがよいのだ。

張りすぎているとは、人間のぶれを許せなくなっていることじゃないでしょうか。

人間はロボットではありません。

瞬時に方向は変わりません。

まあるくカーブしながら変わって行きます。

直角にまがったり、180度ターンできるのは、ロボットです🤖

ハンドルには遊びがある方がいい。

悩んでいる人はここが分からなくなってしまってることが多いように思います。

どうか自分をロボットにしようとしないで。