弘法大師の著作のひとつに、
『一切経開題(いっさいきょうかいだい)』という書物があります。
その中には、
修行をしようという人は、何を一番大事にすべきか、が記されています。
その大事にすべきこととは、
自分の本性である「清浄(しょうじょう)の心」だと弘法大師と書いています。
この自分の本性の「清浄の心」がわからなければ、いくら修行をしても、法を学んでも、ご利益が無いと言い切っています。
この自分の本性「清浄の心」については、このブログで今までも言葉を変えて、何度か書いて来ましたが、
これは修行する人にとって本当に大事なことだし、一般の方が心身の健康を保つのに役立つ教えでもあるので、改めて記事をあげようと思います。
最後に原文を載せておきます。
修行の人(にん)すべからく本源(ほんげん)を了(りょう)すべし。
もし本源を了せざれば、学法(がくほう)益(えき)なし。
いわゆる本源とは自性清浄(じしょうしょうじょう)の心なり