人に体験させることのメリット、有り難さって確かにありますね。
僕は護摩を施主さんに頼まれて毎日やってきましたが、最初は護摩は苦手で頼まれてもやるのを断ってたんです。
でも今それができるようになってくると、
とても有り難く、自分を助けてくれてるのを感じます。
また、私ごとですが、
僕がまだお坊さんになる前、
元カノの話です。
〇〇くんは料理うまいよねえ、センスあるよねって言われて、
そうかなあって言いながら、ちょこちょこ僕は料理を好んでするようになっていきました。
ある時ふと、あれ?コントロールされてる?と気づき、そっちを見ると、
彼女はニヤリ、バレたかと笑いました。
その時のニヤリの悪い顔を僕は忘れることができません。
見事に悪役の顔でした笑
僕はしてやられたと思いましたが、
怒る気にはならず、そして、今でも料理は好きな方です。
さて、ここからが本題ですが、
僕は全く人に新しい経験を促さないことと、
押し付けることの両極に対し、
第三の道を提示したいと思います。
それは、
お願いする、もしくは、乗せる。
(業務命令などは除きますが)
問題なのは、相手に嫌な感情を起こさせることだった。
ここが大事なんですが、
このポイントをもっとしっかりと押さえると、良かれと思って伝えたことは、反発を招かず、より上手く実を結ぶと思います。
もちろん忙しい中、完璧になどできませんが、
このポイントの重要性はみんな知っている方がいいような気がするんです。
押すと押し返されます。
これを心理学で心理リアクタンスと言うそうです。
人を促すのはいいけど、圧が強いと逆効果ってことなんですね。
これは、子供の反抗期なんかにも関係がありそうじゃないですか?
押すと引くどっちが良い?じゃなく、
「繋がることをもっと丁寧に」。
皆さんはどう思われますか?