danapati’s blog

お坊さんのブログ

仏教的混ぜるな危険

おはようございます。

罪を作って、それがかえってその人を善い方へ向けさせることがあります。

逆に「善いこと」にこだわって、それがかえって煩悩ということもあります。

何事も本質を見抜くことが大事で、表面にばかりとらわれては、心はいつも波立ちます。

悪平等、善差別という言葉が弘法大師の書いたものの中に出て来ます。

悪い平等もある。善い差別もある。

悪い平等は、一緒にしてはいけないものを一緒にすること。

善い差別は、区別すべきを区別すること。

つまり一言でいうと、まぜるな危険みたいな?

ついつい言葉づらだけに右往左往してしまう、

現代においても考えさせられる言葉だと思います。