danapati’s blog

お坊さんのブログ

「空の海」

24歳の時に書いたもの、続き

心に限らず、私たちが捉らえる沢山の波。

常にあるものなどーつもありません。それが空の意味です。さきほどの海の例えは、別名「空」です。

心も物質も、すべてのものは、「空」として存在しているのです。それは変化するということです。

どんなに好ましい波でも、つかめないなら、それに執着しようとは思わないでしょう?

以上の考えを「空海」と覚えましょう。

覚りとは覚えておくことです。

広い海に漂流し、何も解らなくなった時、思い出して下さい。

キーワードは、常にあるものなど一つもありません、空海

これで、どこに漂流しようが怖くありません。どこに居ようとやることは一つだけ。

覚えておくこと。