24歳の時に書いたもの。
私たちは波が心だと思っています。本当は海が心なのに。
波とは、心の一つ一つの反応。
波は常にあるから、波が自分だ!
いいえ、毎回ちがう波が起きているにすぎません。
いつも同じのが居るわけではありません。
それはあたかもすばやく点滅する蛍光灯がいつも光って見えているようなものです。
常にあるわけではないのです。
全ての物はたえまなく流れています。
この波が「心」だ!とすくい上げても、
もうすでにあなたがこれだと思った波は手のなかにはありません。
手の中は「空っぽ」です。
それが変化、「空」ということです。
ならば、海はどうでしょうか?
これこそが「心」ですが、この海さえも変化します。変化するものとして存在しているのです。
波を生み出している元に思いを凝らして下さい。