道の途中で倒れたっていいんだよ
道に取り組めてることが幸せなんだって聞いたらどう思う?
大げさなことでなくて全然かまわないんだけども、
僕は目的を持てることは嬉しいです。
道に取り組めてることが嬉しいです。
いつかたどり着くかもしれないし、その前に寿命が終わるかもしれないし、
そもそも場合によっては、その目的は永遠にたどり着けないものってこともあるのかもしれない。
たとえば虹みたいに、ずっと遠くに逃げ続けるような。
でもこんな経験をしたことはないだろうか?
すっごくすっごく楽しい本や漫画を読んでて、それがいよいよ最終章で残り10ページくらいになってしまった。
「あー、早く結末読みたかったけど、こうなってみると、まだ終わって欲しくない!!……」
…もちろん、何かを成し遂げるのも素敵だけど、
サグラダ・ファミリアみたいに、永遠に未完成なんてのも、それはそれで素敵じゃないか。(あれは、最近完成が近いなんて言われているけれど。)
永遠の未完成は言い換えれば、永遠の成長。
僕にとっては、
たとえ、永遠にたどり着けないんだとしても、
虹があることが嬉しい。
虹を見ていられることが嬉しい。
そこへ向かってる道中が嬉しい。
もし虹がなかったら、途方に暮れるかもしれないしね。
嫌々歩かされる道は、僕は勘弁してほしいけど、
もしかしたら、その道中にだって、道端には花が咲いてたり、思わぬ出会いがあるかもしれない。
最初はやる気なかった四国遍路も、足の痛みで大変だったおかげで、とっても面白いプロサーファーさんの波流月というゲストハウスにしばらく泊めてもらえて、
今ではそれが、かけがえのない出会いだったとわかる。
(ま、そんなふうに、転んだ先にもなんかあったりするのを考えると、あまり好みにこだわりすぎても、出会いをせばめちゃうんだけれど)
自分がこれだと思う道は、趣味でもなんでもいいから、ひとつはもってたいものだ。