オセロで例えましょう。
「黒」ばっかりでお先真っ暗だって感じてる隣人がいたとします。
僕は「白」を「一個」置くんです。
一個だけ置いてあげるんです。
それは相手の愚痴を聞いてあげるとか、悩みを聞いてあげるとか、何かしら本人の望むことを叶えてあげるんです。
喜びを感じてもらうんです。
すると、その「白」一個と、本人が持っていた「白」とで、パタパタと白が増えることがあるんです。
その置いてあげた一個があることで、本人がもともと持っていた「白」に気付けることがある。
その一個がないと、「白」を持っているのに、その人は気付けずにいたんです。
そして、二個も三個も置いてあげても、だめなんです。
次々と「もっともっと!」と思わせても良いことにならないんです。お互いに。
相手の欲を育むのではなく、
相手の「白」を感じる目を育む。
それが「施し」なんです。