目覚めた人の言行録が「お経」
教団のルールが「戒律」
お坊さんたちのお経の解釈が「論」
この三つを三蔵といいます。
この三蔵に通じていて、インド語から中国語に翻訳まで出来るお坊さんを三蔵法師といいます。
さて、『菩提心論』という「論」が真言宗の「バイブル」なんですが、
その中に、「悟りを開き、人々を救おう」という心を起こすことが一番大事だと説かれています。
(救うとは、自分が自分の人生の主人公になる、これをつたえることをいいます。)
僕は最近、本当に気持ちを持つことこそが大事だなと思いました。
心の底は遅かれ早かれ、やがて表へ出て来ます。
例えば人生を変えたいと口にはしていても、心の底では思ってなかったら、
その人は自分から自分の人生を変えていくことはないでしょう。
心が人生を作っていくと思うと、気持ちがあることが一番尊いと『菩提心論』に書かれているとおりだなと思うんです。