danapati’s blog

お坊さんのブログ

馬と鞭、飴と鞭

今日はジャッジの弊害について、思うところを書いてみます。

まずジャッジとは何かを書きます。

「自分は〜なんだ、ダメだな」

「自分は〜なんだ、最高だな」

これがジャッジです。

これらのジャッジは、言わばあなたを「走らせる」飴と鞭となっています。

良いも悪いも、自分の中で鞭を入れているんですね。

それに対して、

「自分は〜なんだ」で止めるとジャッジしていません。

これは、自分(の現状)を認めることです。

さて、ここで考えてみて欲しいのですが、

競馬などでウマに鞭を入れるとウマは加速します。

もし、ウマにそんな勢いで一生鞭を入れていたらどうなるでしょう?

もちろん一生ももたず、ウマは泡を吹いて倒れ、悪くすれば死んでしまうでしょう。

自分や人をジャッジするというのは、この鞭にあたります。

鞭をいれて加速ばかりするのは、息継ぎ無しでプールを泳ぐような生き方です。

ジャッジを緩めると、あなたの中のウマは、楽しそうに歩くようになります。

元気が出てきます。

飴と鞭の時のように、急加速もしませんが、急に減速もしません。

今、血糖値の乱高下は良くないと言われますが、それに似ています。

ジャッジをやめることは、急ぐことには適していません。

ですが、

いつもいつも、飴と鞭、ウマに鞭を入れる生き方で疲弊していたあなたは、幸せを感じるでしょう。

その幸せな状態の上で、急ぐ必要があればいそげばいいんです。

ジャッジをやめると、自分の人生を自分で決められます。